甲状腺髄様癌の一例
症例
甲状腺穿刺 50歳代 女性
【臨床検査所見】
PTH:47.5(9~39)、カルシトニン:5100(15~86)、CEA:106.2(5.0以下)
【臨床検査所見】
PTH:47.5(9~39)、カルシトニン:5100(15~86)、CEA:106.2(5.0以下)
細胞診所見
結合性が弱いsalt-and-pepperパターンのクロマチンを有した小型類円形核の腫瘍細胞、時に紡錘形腫瘍細胞、N/C比の低い大型腫瘍細胞が認められ、背景にはコロイドは見られず、アミロイド様の無構造物が認められた。
組織所見
クロマチンはsalt-and-pepperパターンで、多稜形または類円形の腫瘍細胞が、充実性、島状、索状に増生していた。
腫瘍胞巣間に繊細な血管結合組織が見られた。
免疫組織化学的にはカルシトニン陽性、CEA陽性(80~90%程度の症例)、TTF-1陽性、シナプトフィジン陽性、クロモグラニン陽性、cytokeratin陽性、thyroglobulin陰性であった。
腫瘍胞巣間に繊細な血管結合組織が見られた。
免疫組織化学的にはカルシトニン陽性、CEA陽性(80~90%程度の症例)、TTF-1陽性、シナプトフィジン陽性、クロモグラニン陽性、cytokeratin陽性、thyroglobulin陰性であった。